「補聴器と集音器って、結局何が違うの?」
これは、お店でも本当によくいただく質問です。
・見た目はよく似ています
・どちらも耳につけます
・音を大きくする道具です
だから「同じようなものですよね?」と思われるのも無理はありません。
でも
実はまったく違います。

例えるなら、自転車と乗用車くらい違います。
どちらも走りますが、役割はまったく別です。
一番大きな違いは、
「その人の耳に合わせられるかどうか」です。
補聴器は、聞こえにくい高さの音だけを大きくしたり、逆に聞こえすぎる音は抑えるなど一人ひとりの聴力に合わせて細かく調整できます。さらに、左右の聞こえ方の違いまで考えながら調整します。
それに対して集音器は、基本的には音全体を大きくしたり、小さくしたりするボリューム調整が中心です。
つまり、「あなた専用」ではありません。

ここが大きな違いです。
(ここだけの話)
「補聴器は高いから…。」
そう思って、まず集音器を購入される方は少なくありません。
・新聞の折り込みチラシ
・テレビCM
・家電量販店
・インターネット
気軽に買えるので、試してみたくなる気持ちはよく分かります。実際、お孫さんやご家族からプレゼントされたという方もたくさんいらっしゃいます。
ですが…。
当店では、その集音器を数台も持って来店される方を多く見てきました。
・「耳からすぐ落ちる。」
・「電池がすぐなくなる。」
・「音がうるさくて結局使わなくなった。」
・「自分の耳には合わない。」
そんな声を、本当に何度も聞いてきました。もちろん、集音器が悪い製品というわけではありません。用途が違うのです。
もう一つ、大きな違いがあります。それは機能です。
補聴器には、
・雑音を抑える機能
・風の音を減らす機能
・食器がぶつかるような突然の大きな音を和らげる機能
・会話の方向を優先して聞き取りやすくする指向性機能
・「ピーッ」と鳴るハウリングを抑える機能
さらに、音の高さごと(周波数ごと)に細かく調整できるチャンネル機能も備わっています。こうした機能が組み合わさることで、「聞こえる」だけではなく、「言葉が分かりやすい」聞こえを目指します。
一方、集音器には、こうした細かな調整機能はほとんどありません。だから、音は大きくなっても、「うるさいだけ」と感じてしまう方もいらっしゃいます。ここが補聴器との決定的な違いです。
長年この仕事をしていると、「もっと早く相談すればよかった。」と言われることがあります。その言葉を聞くたびに、「もっと情報を届けなければ。」と感じます。…とは言いながら、私も専門用語を熱く語りすぎて、お客様に「難しいね(笑)」と笑われることがあります。
反省です(@_@。
だからこそ、このページではできるだけ分かりやすくお伝えしています。
補聴器と集音器って、結局何が違うの?
どちらが良い・悪いではありません。
大切なのは、「今の聞こえ」に合ったものを選ぶことです。価格だけで判断すると、結果的に遠回りになることもあります。
「自分にはどちらが合っているのかな?」
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