「音も小さく、言葉も聞き取りにくい」それは混合性難聴かもしれません
「音が小さく聞こえるだけでなく、会話の内容まで分かりにくい。」
「補聴器を考えているけれど、自分の耳はどんな状態なのだろう?」
そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
難聴にはいくつか種類がありますが、「伝音難聴」と「感音難聴」の両方の特徴をあわせ持つものを「混合性難聴(こんごうせいなんちょう)」といいます。
名前だけ聞くと難しそうですが、「音を伝える部分」と「音を感じる部分」の両方に原因がある難聴、と考えると分かりやすいでしょう。
混合性難聴とは?
耳は、
・音を集める
・音を伝える
・音を感じて脳へ伝える
という流れで音を聞いています。
混合性難聴では、このうち「音を伝える部分」と「音を感じる部分」の両方に問題があるため、音が小さく聞こえるだけでなく、言葉も聞き取りにくくなることがあります。
例えるなら、スピーカーの音量が小さいうえに、少し音が割れて聞こえるようなイメージです。
「聞こえてはいるけれど、よく分からない…。」そんな状態になることがあります。
こんな症状はありませんか?

次のような症状がある場合は、混合性難聴の可能性があります。
・音全体が小さく聞こえる
・会話の内容が聞き取りにくい
・テレビの音量が以前より大きくなった
・人が多い場所では会話が分かりにくい
・片耳だけ聞こえにくいこともある
・耳が詰まった感じがすることがある
伝音難聴と感音難聴、それぞれの特徴が重なって現れることがあるため、症状にも個人差があります。
どのような原因で起こるのでしょう?

混合性難聴は、さまざまな原因が重なって起こることがあります。
例えば、
・加齢による感音難聴がある
・耳あかが詰まっている
・中耳炎など耳の病気がある
・鼓膜や耳小骨に異常がある
などが組み合わさることで、混合性難聴になる場合があります。
例えば、「もともと加齢による聞こえの低下があり、さらに耳あかが詰まって聞こえが悪くなった」というケースも珍しくありません。
「一つの原因だけだと思っていたら、実はいくつか重なっていた」ということもあるのです。
治療と補聴器、どちらが必要?

混合性難聴では、まず治療できる原因がないかを確認することが大切です。
耳あかや中耳炎など、治療で改善が期待できる原因が見つかれば、まずはその治療を行います。
そのうえで、感音難聴による聞こえにくさが残る場合には、補聴器が聞こえをサポートする方法として役立つことがあります。
「治療」と「補聴器」はどちらか一方ではなく、それぞれの役割を組み合わせることで、より良い聞こえにつながることもあります。
一人ひとりに合った対応が大切です
混合性難聴は、原因や聞こえ方が人それぞれ異なります。
そのため、「友人がこの補聴器でよく聞こえたから自分も大丈夫」というわけにはいきません。
耳の状態に合わせて適切な対応を行うことが、快適な聞こえへの近道です。
聞こえは十人十色。
洋服にサイズがあるように、補聴器にも一人ひとりに合った調整があります。
まずは耳鼻咽喉科へご相談ください

混合性難聴かどうかは、ご自身で判断することは難しく、専門的な検査が必要です。
聞こえにくさの原因は一つとは限らず、治療によって改善が期待できる病気が隠れていることもあります。
「最近、聞こえが悪くなったかな」と感じたら、まずはお近くの耳鼻咽喉科を受診し、耳の状態を確認してもらうことをおすすめします。
診断の結果、補聴器が必要と判断された場合は、聞こえの状態や生活スタイルに合わせた補聴器選びや調整について、補聴器の専門店へお気軽にご相談ください。
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