冬場は電池の持ちが悪くなる補聴器の電池の仕組みとは

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(出典:一般社団法人電池工業会)

○補聴器用電池 空気電池の仕組みとは

空気電池は、プラス極に空気中の酸素、マイナス極に亜鉛を使用した電池です。プラス極に空気を取り入れるための小さな穴があいていて、シールをはがすことで、空気中の酸素が取り込まれ金属との化学反応が起こり電気を発生します。

○電池の持ちが短くなる原因

空気電池は化学反応によって電気を発生します。気温や湿度、二酸化炭素濃度などの影響を受け、低温の環境では化学反応が起こりにくく起電力が低下します。そのため、冬場の気温が低く寒い時期に電池の持ちが短くなるのはそのような理由からなのです。

また、湿度や二酸化炭素濃度にも影響を受け、空気が乾燥すると電池内部の水分が蒸発しやすく電池寿命を早めます。そして石油ストーブ使用中など二酸化炭素濃度が高い環境は、電池内部の電解液を劣化させるため、これも電池寿命を早める要因となります。

○冬場で使用上の注意点

このように補聴器の空気電池は、気温・湿度・二酸化炭素濃度などの影響を受け、電池寿命と深い関わりがあり、条件によっては本来より電池寿命が6割近くまで低下したというデータもあります。

したがって、特に冬場は空気電池にとって悪条件になりやすい為、注意する必要があるといえるでしょう。

【二酸化炭素】【低い気温】【乾燥】が電池寿命を縮める大きな要因になります。

○電池を長持ちさせるためのこつ

 

◇ お部屋の換気をこまめにしましょう

冬場の暖房器具(石油、ガスのファンヒーターやストーブなど)をご使用の方は換気を十分に行いましょう。条件によっては春~秋と比べて電池の持ちが半分以下になる可能性があります。

◇ 補聴器を装用する前に電池を温めましょう

気温が低いところでは、電池本来の性能が発揮できません。手のひらなどを使い、体温で電池を温めてからご使用ください。

◇ 補聴器を乾燥ケースに入れて保管する際は電池を外しましょう

補聴器に電池を入れたまま乾燥ケースに入れると、電池の持ちが通常よりも半分から2/3程度に低下する可能性があります。

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