今回ご紹介するのは、補聴器を初めてご検討された79歳の男性のお客様です。
最終的に選ばれたのは、耳穴式の充電タイプ。
でも実は、ご来店された時には耳掛け式を選ぶ予定でした。
「どうして耳穴式になったの?」
今回は、その理由をご紹介します。
最初は耳掛け式が第一候補。「これでいいかな」と思っていました
まずは聴力測定を行いました。
測定結果は、左耳が43.75dB、右耳が68.75dB。左右で聞こえに差があり、右耳には鼓膜穿孔もみられました。
補聴器は初めてということもあり、ご本人様に見た目のことをお聞きすると、
「見た目は全然気にしないよ。」とのこと。
そこで、まずは耳掛け式補聴器を1週間お貸しして、ご自宅でもじっくり試していただくことにしました。
(補聴器はお店で5分試すのと、自宅で1週間使うのでは感想がガラッと変わることが本当に多いんです。)

実際に比べてみると、少しずつ気持ちが変わっていきました
1週間後、ご来店いただくとこんなお話がありました。
「聞こえはいいんだけど、耳にかけるのが難しいね。」
毎日つけるものだからこそ、聞こえだけでは決まりません。使いやすさも、とても大切です。
そこで今度は、耳穴式補聴器を試していただくことにしました。
耳穴式は、自分の声が響いたり、こもって聞こえたりすることがあります。
少し心配していましたが、「これは気にならないよ。」とのご感想。
思っていた以上に自然にお使いいただけました。(実は私たちも「おっ、これは相性が良さそう」と感じました。)
最後に耳穴式を選んだ”本当の理由”
最後の決め手になったのは、聞こえだけではありませんでした。
「眼鏡にもマスクにも引っかからないね。」「これなら気軽につけられそう。」
そして、「チェーンを付ければ落とす心配も少ないね。」この一言でした。
毎日、無理なく使えること。
これが一番大切だったのです。最終的に、耳穴式の充電タイプをお選びいただきました。
もちろん、耳穴式でも耳掛け式でも、最初は装用の練習が必要です。
「買って終わり」ではありません。一緒に少しずつ慣れていただくことが大切です。
補聴器選びは、正解は一つではありません。
当店では、補聴器のご相談を続け、これまでたくさんのお客様の補聴器選びをお手伝いしてきました。
経験を重ねるたびに思うのは、「カタログだけでは答えは出ない」ということです。
…なんて偉そうに言っていますが、私も昔は「この補聴器が一番合うはず!」と思った予想が見事に外れ、お客様に「こっちのほうがいいね。」と教えていただいたことが何度もあります(笑)。
だからこそ、実際に試してみることが何より大切なんです。
耳掛け式が合う方もいれば、今回のお客様のように耳穴式がぴったり合う方もいらっしゃいます。
補聴器選びに正解は一つではありません。
一緒に試しながら、ご自身に合った一台を見つけていきましょう。
補聴器選びは、人それぞれ。だからこそ試してみることが大切です

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